最近はコロナ禍でなかなか子どもたちを外に遊びに連れていけない家庭も多いと思います。そんななか、子育てで「スマホ」とどう向き合えばいいのかは、難しい課題ではないでしょうか。
そこで今回、テアトルロード編集部は、テアトルに通っている0~3歳の子どもの保護者のみなさんを対象に、「子育てとスマホ」をテーマとしたアンケート企画を実施しました。最終的に1,013人もの保護者の皆様から回答をいただきました。ありがとうございます。
今回のアンケートでは下記の項目について聞きました。
設問1:スマホを子育てに使っているか、使っていないか
設問2:スマホを活用している保護者の方のみ、実際に使っているアプリの1位から3位までと、その理由
設問3:子育てにスマホを使っていない場合は、その理由
設問4:スマホを使う上での家庭内のルール(自由回答)
設問5:その他、子育てにおける悩み(自由回答)
それではさっそく、回答結果の発表と、分析をしていきたいと思います。まずは保護者の皆さんは、子育てでどんなアプリを活用しているのかを見ていきましょう!
※記事の内容は公開時点のものです
子育てに活用しているスマホアプリはどんなもの?
こちらが年齢別に分類した、回答結果です。どどん!
上記のような結果になりました。
では、アプリ別に、保護者の方から寄せられたコメントも参照しつつ、どんどん見ていきましょう。
YouTubeは全年齢で活用
結果として、当たり前かもしれませんがYouTubeが全年齢で圧倒的1位でした。「そりゃそうでしょうな……」という結果ではあるのですが、では保護者のみなさんはYouTubeをどのようなケースで活用しているのでしょうか。代表的なコメントをご紹介します。
「子供向けの面白い動画や知育動画などのラインラップが豊富なため、移動等で見せてると静かに集中してくれるので活用しています」(1歳のお子さんの保護者)
「自分自身もそうですが、ホワイトノイズを聞かせるとスムーズに睡眠に入ってくれるので活用しています」(0歳のお子さんの保護者)
「子供の発達状態や子育ての悩みについてすぐ検索できるし、他の人も同じだと思うと安心する」(1歳のお子さんの保護者)
このように子ども向け番組にかぎらず、子どもの寝かしつけ、子育ての情報収集など、YouTubeの活用可能性はやはり非常に高いようです。
共働き夫婦の御用達アプリ「ぴよログ」
YouTube以外で唯一、全年齢でランキングに入っていたのは、パートナーで育児記録を共有できるアプリ「ぴよログ」です。
こちらも、代表的なコメントをご紹介します。
「赤ちゃんの食事や睡眠からオムツの管理まで手軽で便利なため活用している」(1歳のお子さんの保護者)
「夫婦で共有することのできる育児日記として」(0歳のお子さんの保護者)
「ログが簡単に取れる、選択できるメニューが多い、UI的に直感で操作できるよう工夫されている、カスタマイズや入力補助など利便性が高いため」(2歳のお子さんの保護者)
「ぴよログ」はやはり、夫婦間で子育てのスケジュールやタスク管理ができて、育児日記としても使える点が評価されているようです。
「共働き」を前提としたアプリ設計になっている点も現代的ですね。母親が一人で抱えがちな子育ての悩みを父親が理解しやすくなりますし、子育てを夫婦ともに自分ごととして考えるきっかけにすることもできそうです。
「みてね」で距離にとらわれないアルバムを
そして0歳、1歳でランキング上位に入ってきているのが、子どもの写真を遠くに住む家族や親戚たちとも共有できるアプリ、「みてね」です。
こちらも代表的なコメントをいくつかご紹介します。
「場所を取らないため、アルバム代わりに使っています」(1歳のお子さんの保護者)
「両祖父母と写真を共有するために使っています。簡単に毎日の成長写真を見てもらえて、軽くコメントも入れられるようになってるのが良いです」(1歳のお子さんの保護者)
離れている親族間でコミュニケーションがしやすくなり、おじいちゃんおばあちゃんに孫の様子を見せて、親孝行もできるわけですね。そして、物理的なアルバムと違って「場所をとらない」という点も便利なようです。
情報の安心と多様性が担保された「たまひよ」
「みてね」に続いて0歳、1歳の上位にランクインしたアプリとしては、子育て情報メディア「たまひよ」がありました。「たまひよ」はもともとベネッセが創刊した、妊娠・出産に関する情報雑誌『たまごクラブ』と育児雑誌『ひよこクラブ』を母体としたWebメディアで、現在はアプリ化もされています。
「たまひよ」についてのコメントでは、次のようなものが多かったです。
「毎日子どもの月齢に合ったアドバイスを見ることができ、幅広い子育てにまつわるお役立ち記事を閲覧することができるため」(1歳のお子さんの保護者)
「子どもの成長に合わせた専門家からのメッセージやコラムが、定期的にお知らせ通知として届き、さらに記事の内容も充実しているため」(0歳のお子さんの保護者)
通信教育・出版事業の大手でもあるベネッセが制作しているコンテンツということもあって、各記事のクオリティの質が高く、バラエティにも富んでいて、多くの保護者の方に信頼される人気サービスになっているわけですね。
カスタムされた情報提供が魅力「ninaru baby」
また、0歳のランキングで5位にランクインした「ninaru baby」も、全年齢で高い人気を獲得しているアプリでした。
代表的なコメントは以下のようなものでした。
「毎日年齢に合わせた子育て情報が配信されるから」(1歳のお子さんの保護者)
「生年月日を登録するので、その年頃の子の成長や遊び方などの情報が見られるため」(1歳のお子さんの保護者)
「天気予報やその日の気候に合わせた服装などを提案してくれるため」(2歳のお子さんの保護者)
「ninaru baby」は、先輩ママの子育て体験談、その日の気温・天候に合わせたお出かけ子供服予報、赤ちゃんの年齢に合わせて新着記事が届いたりと、各家庭のニーズに合わせた情報を得られる点が支持されているようですね。
子育て情報メディアとしての「Instagram」活用法
そして少し変わり種としては、1~3歳の保護者の間で、常にランキング上位に入り込んでいたアプリとしてInstagramがありました。子育てにInstagramを活用するというと、アプリの性質上「自己発信をしているのかな?」と思われるかもしれません。
ですがコメントをみると、
「同じ月齢の子や年齢が近い子供の検索が簡単にでき、子育ての参考にしています」(1歳のお子さんの保護者)
「便利グッズや簡単な離乳食の紹介や子連れで行ける場所など情報が多い」(1歳のお子さんの保護者)
「他のお母さんたちが投稿している最近買ったものや体験談が参考になる」(1歳のお子さんの保護者)
など、子育ての情報収集ツールとしてInstagramを利用しているというコメントが多く見受けられました。
自己発信のためだけではなく、気軽に、かつ楽しみながら子育てのトレンド情報を得られる場所として、Instagramは活用されているようです。
一方、約4割の家庭が「スマホを子育てに使っていない」と回答
このようにスマホを子育てに活用している保護者の方は多数いらっしゃいましたが、このアンケートでは最初に「スマホを子育てに使っているか、使っていないか」を聞いています。回答結果を年齢別に整理したのが下の表です。
全体で約4割の保護者が「子育てにスマホを活用していない」と回答しています。
年齢別で見てみると、0歳の保護者のみなさんはスマホを子育てに利用していない割合が3割ほどであるのに対して、3歳の保護者は5割近くがスマホを子育てに利用しないようにしているのがわかります。
以下は「スマホを使わせないようにしている」という保護者のみなさんからのコメントです。
「子ども本人にとって、かなり魅力的なようで、目を近づけてずっと見ているような状態になるので、今後目が悪くなってしまうのではと思い、使用していません」(2歳のお子さんの保護者)
「視力や姿勢への影響を気にしています。また、実際に動画を見せてみると、見始てからずっと中毒的にスマホばかりになってしまったので。(2歳のお子さんの保護者)」
「視力などに悪影響を及ぼしたくない。小さいうちは人と人とのコミュニケーションを大切にして世界を広げてほしい」(1歳のお子さんの保護者)
「自分の思いや感情だけになってしまうから。人とのやりとりの中で生まれる感情を幼い時期にたくさんキャッチして欲しいと思う」(2歳のお子さんの保護者)
「一時期使用していたが、四六時中「見たい!」と言うようになり、スマホを見せないと言うことを聞かない(泣き喚く)ようになったため、スマホを見せない、触らせないようにした」(3歳のお子さんの保護者)
お子さんが0~1歳のときには、月齢に合った情報取集などにアプリを有効活用していた保護者の方たちですが、お子さんが2歳以降になってスマホを触りたがるようになると、視力・コミュニケーション力・自制心等への心配から、なるべくお子さんに使わせないようにしている――という姿が見えてきます。
YouTube Kidsにはどういうメリットがあるの?
スマホに対するこういった危機感は、保護者だけでなくスマホメーカーやアプリの提供者側にも高まっているようです。代表的な事例としては、2歳、3歳でランクインしている「YouTube Kids」のアプリ設計に、その影響が反映されています。
YouTube Kidsは、YouTube にフィルタをかけて子ども向けの番組が表示されるように調整されたアプリです。子どもの年齢に合わせて動画の種類や時間を制限することができるのが特徴ですが、コメントにもフィルタ機能があるため、安心して動画を見せることができるようです。代表的なコメントをご紹介しましょう。
「知育動画や本人の興味ある動画、しかもアカウントで年齢指定でき、広告もなくて安心」(1歳のお子さんの保護者)
「年齢設定や時間制限が出来、子供が1人で操作出来るので安心して見せられます」(1歳のお子さんの保護者)
「広告も入りませんし、幼児向けのチャンネルしか流れないので安心して見せることができるため利用しています」(1歳のお子さんの保護者)
YouTubeはさまざまな情報に触れることができ、思いの赴くままにコンテンツに触れることができるという面においてはとても良いアプリです。しかし、視聴中の子どもが危険な情報に無意識に触れてしまう可能性も大いにありえます。
YouTube Kidsは、子育てのなかで子どもが危険な情報に接することを回避するアプリとして、保護者のみなさんのあいだでは重宝されているようです。
こんなケースで意外と使える?その他の優良子育てアプリ3選
ここからは、アプリランキングには登場していないけれども、回答者の方々がおすすめしていた便利アプリをご紹介していこうと思います。
最強の子育てお出かけ情報サイト「いこーよ」
2008年12月にサービスが開始された「いこーよ」は、家族のお出かけ情報に特化したサイトです。もともとはWebサービスですが、アプリもあり、全国の無数にあるお出かけスポットの情報が、年齢別・目的別にまとめられています。こういったコメントがありました。
「0歳児とお出掛けできる場所がたくさん調べられるので、いこーよを確認してからお散歩に出かける事が多いです。LINEと連動しているので新着もすぐに確認できて便利です」(0歳のお子さんの保護者)
「いこーよ」は掲載スポット数が80,000件と圧倒的な情報量を持っていて、未就学児〜小学生の保護者のみなさんの間では定番のアプリ/サービスになっているようです。
歯磨きが嫌いな子どもにおすすめ「ポケモンスマイル」
株式会社ポケモンが運営するアプリ「ポケモンスマイル」は、子どもたちに「歯みがき習慣」を身に着けさせるためのアプリです。ポケモンになりきって歯磨きをし、しっかり歯磨きができれば、ポケモンを捕まえることができるシステムになっていて、保護者の方々のあいだでは根強い人気があるようです。こんなコメントをいただきました。
「歯磨きは歯ブラシをカミカミ、寝転ぶのも嫌がり、仕上げ磨きもできなかったので、アプリを使い始めました。それから歯を磨いてくれるようになりました」(1歳のお子さんの保護者)
「歯磨きを楽しくするために活用しています。歯磨きの長さを選択できるところが嬉しいです」(2歳のお子さんの保護者)
このようにポケモンスマイルは、子どもがなかなか歯磨きを実践してくれなくて困っている保護者のみなさんの課題を解決してくれるアプリとして、重宝されているようです。
ママリ – 妊娠・出産で悩む女性向けQ&Aアプリ
「ママリ」は、妊娠・出産・子育て・妊活などの悩みを先輩ママに匿名で相談できる女性向けのアプリです。下記のようなコメントが寄せられていました。
「子育てに悩む沢山のお母さんや先輩お母さんに質問したり、相談して意見交換できるため」(1歳のお子さんの保護者)
「たくさんの妊婦さんからママさんのいろんな質問や体験談などが参考になるから」(1歳のお子さんの保護者)
子育ての悩みをどうしても自分で抱え込んでしまいがちななかで、ママ同士だからこそできる良質な情報共有の場になっているんですね。
スマホ依存と無縁の子育てをめざして
本記事では、「子育てにおけるスマホの活用法」について考えてきました。
しかし現代では、「スマホ依存」が社会問題として注目度が高まっています。
そんなスマホ依存社会への警鐘を鳴らした動画として、2013年に公開されてから現在5000万回再生を超え、アメリカで話題になった「I Forgot My Phone」があります。
この作品では、iPhoneを持っていないとある女性の視点で、スマホに依存した人々が織り成す現代社会が表現されています。ボーイフレンドと一緒にいるとき、友達との会食や誕生日パーティーをしているときなど、さまざまな場面でスマホに熱中し、人間同士のコミュニケーションの大切さを忘れてしまった人々の姿が映し出されています。
いま、私たち日常生活で身体の一部のようにスマホを用いています。
しかし、2020年11月に発売されて日本国内でも40万部を超える大ベストセラーとなっている『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン/著、新潮新書)では、私たちがスマホとの適度な距離をとるのにしばしば失敗していることが指摘されています。
この『スマホ脳』では、さまざまな調査や実験から、特に前頭葉の発達の未熟な子どもの脳に、スマホが与える影響が大きい、という仮説が提示されています。
著者のハンセン氏はこう説いています。
「スマホには人間の報酬系を活性化させて注目を引くという、とてつもない力がある。衝動にブレーキをかける脳内の領域は、ポテトチップスを我慢させるだけではない。スマホを手に取りたいという欲求も我慢させてくれる。この領域が子供や若者のうちは未発達であることが、デジタルなテクノロジーをさらに魅惑的なものにしてしまう。結果は見ての通りだ。レストランでスマホばかり眺めている子供。学校でも。バスでも。ソファーでも。親にスマホを取り上げられて泣き叫ぶ子供。議論と言い争いが永遠に続くのだ」(同書174ページ)
スマホ依存に陥らないための対策は、さまざまな企業や官公庁が現在も研究中です。今回の記事を執筆するにあたって何かよい成果がないかをリサーチましたが、まだ試作段階のものも多く、すぐに活用できそうなものは多くありませんでした。
子育てにおいてのスマホが是か非かという問いは、研究初期段階ともいえる現在、すぐに出ることはなさそうです。
さまざまな情報を比較し、子どもがスマホを使い過ぎない、依存しすぎないような使い方を模索することが大切になってくるのかもしれません。
【余談】スマホデトックスには「グレースケール設定」が効果的?
ここで突然ですが、本記事の筆者(20代前半男性)が最近試したスマホの利用時間を減らしてくれたハック術(?)をご紹介できればと思います。
それは、元グーグルのプロダクトマネジャーで、非営利法人「Time Well Spent」の創設者Tristan Harris氏が提言している、スマホの画面全体を「グレースケール」にしてしまうという方法です。(参考:画面をモノクロにするだけでスマホ中毒は軽くなる | ライフハッカー[日本版] )
やり方は簡単。「iPhone」をお使いの場合は、まず「設定」を開き、「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」→「カラーフィルタ」の順に進んでいきます。そして「カラーフィルタ」を有効化すると「グレイスケール」が表示されるので、それを選ぶだけです。
Android(ピュアAndroid)か、グーグルのスマートフォン「Pixel」シリーズを使っている場合であれば、まず2本指で画面の上部から下に向かってスワイプし、「クイック設定」パネルを開きます。そしてパネル左下のペン(設定変更)のアイコンをタップするだけ。
この設定をするだけで、あら不思議、スマホを見る気がなくなっていきます。かなり強硬手段ですね……。筆者の家族はこれで脱スマホを達成しました。
このグレースケール設定を提案したTristan Harris氏は、TED talkにてスマホの危険性についての講演も行っています。こちらもご興味があればご覧ください。
スマホと子育ての適度な距離感をどう作るか
本題に戻ります。
このように世間で危険が訴えられているスマホですが、現代社会で生きる上で、スマホから完全に切り離された生活を送るのは困難です。
未成熟な子どもに時として強い刺激となるスマホをどのように扱わせるのか。今回のアンケートでは、自由回答で「スマホを使う上での家庭内のルール」という質問も設けたのですが、保護者のみなさんがそれぞれ工夫をしながらスマホを利用していることがわかる結果となりました。
代表的なコメントとしては、以下のようなものがありました。
「自分たちが子供が起きてる時は極力触らない。スマホが鳴った時、調べたいことがある時、写真や動画を撮りたい時のみを心がけています」(1歳のお子さんの保護者)
「お風呂を出た後は、親も子供も一緒にスマホを使わないというルールを決めています」(1歳のお子さんの保護者)
「親が隣にいる時以外は使わせない。自分たちも手本になるように、子供が目の前にいるときは仕事の連絡以外についてはスマホを見ないようにしています」(2歳のお子さんの保護者)
このように子どもだけではなく保護者自身も一緒になり、スマホを使わないように心がけている、というコメントが全体的に目立っていました。
前述した『スマホ脳』でも、「よい手本になろう わたしたちは相手を真似ることで学ぶ。「子供は大人がしているようにする。大人に「しなさい」と言われたようにではなく」(274ページ)と書かれています。
たしかに子どもの側の気持ちになってみると、「ママ・パパがやってないなら……」と、スマホを触るのをやめやすくなるのかもしれませんね。
イヤイヤ期のスマホ活用術
アンケートの最後には、自由回答の質問として「その他、子育てにおける悩み」を聞きました。
さまざまな回答があったなかで、子育てにスマホを使う理由として「イヤイヤ期なので気分を落ち着かせる事が大変。スマホを使うこともしばしばです」(1歳のお子さんの保護者)といった内容を、多くの保護者のみなさんが挙げていました。
「イヤイヤ期」は子どもの自我が芽生えるとともにはじまる、自己主張が強くなる時期。共働きの家庭が増えつつある昨今、そんな子どものイヤイヤ期を乗り越えるために、スマホを活用せざるをえない家庭も多いのかもしれません。
また、「コロナ禍のため、情報を共有するママ友を作りづらい」(1歳のお子さんの保護者)、「不安や悩みを共有できたり、ちょっとした愚痴や相談を出来る相手が居ない」(1歳のお子さんの保護者)といった、子育ての悩みを母親一人が抱えてしまう「孤育て」問題についてのコメントも多く寄せられていました。
そういった場合、Instagramや「ママリ」などのアプリは、もしかしたら、困っている親たちの助けになってくれる……ということも、あるかもしれません。
スマホはときに、子どもにとって有害なものになりえます。しかし、活用方法によっては親たちのストレスを緩和させたり、他の子育て中のママ・パパとの情報共有を促したりと、ポジティブな側面もあるのではないでしょうか。
というわけで今回は、子育てにおけるスマホ利用のアンケートをお届けしました。
スマホが子どもの脳に与える影響の強さは、先に挙げた『スマホ脳』をはじめとして、多くの文献やレポートで指摘されています。
しかし、現代社会ではスマホなしの生活を考えることが難しいのもまた事実。だからこそ、スマホと適度な距離をとるために、ツールやルールをうまく用いてやりくりをしていく必要があるのかもしれません。
今回のアンケートと記事で書いた内容を、子育てにおけるスマホの上手な活用方法を考えるきっかけにしていただけたら、幸いです。(了)
企画・文・編集:テアトルロード編集部
▼これまでテアトルロード編集部でおこなったアンケート企画の記事はこちらです。どれも面白い結果が出ていますので、ぜひ覗いてみていただければ幸いです!